木の葉の様に二つと同じものはない

それは万象のひとかけら

作品について


主に日本画伝統技法「焼箔」を用いて、森羅万象のひとかけらを日々制作しております。

専門は油絵でしたが、ある時、この身で表すものは日本の素材が良いと思い、以来日本の物で新しい表現を模索しています。

焼箔について


箔に硫黄などの自然素材を乗せ熱を加えると化学反応が起こり色があらわれます。

熱源は現代の電気性アイロンではなく、明治頃使われていたと思しき鉄製アイロンです。

炭を起こし火の力で焼くことで、より鮮やかな幅のある焼き色と出会えます。

色について


先人たちが発明した色。

感謝と敬意をもち、様々な伝統技法を試しながらも、新しい日本の表現を模索しています。

また焼箔で生まれた色は私たちの体と同様、時間の経過とともに、より深みのある色へ変化してゆきます。表面コーティングしている為、非常にゆっくりですが、時間をかけて移ろってゆく色彩の変化もお愉しみいただければ幸いです。

箔について


箔は日本の光の表現と考えます。

光とは翳(かげ)でもあります。

焼箔で生まれた色は、光が当たれば反射してとりどりの色を放つ一方、光のない処では一層暗く陰そのものになります。

わたしたちを含め、すべてのものは色をもって生まれてきます。

立ちあらわれる光と影に、万象の繋がりに、思いを馳せてしまいます。


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